日常のある出来事

色々と挑戦してみます。

小学校6年生の冒険(家出)

小学校6年生の家出

 

当時、家出した理由は、

家にいると父親から、

「勉強しろ」と毎日にように言われていました。

 

正直、勉強が大嫌いになっていたところに、

日曜日のある日も勉強しろと言われましたが、

勉強の内容が分からないと答えたと思います。

そこで、勉強が分からないなら○○くんに聞いてこい

と言われたことがキッカケと記憶しています。

 

じゃあ行ってくると言って玄関をでました。

ただ、向かう先は○○くんの家ではなく、

40km程度離れた、祖父祖母の家

井原市の山の中

お金も、飲みものも何も持たずに徒歩で

出発したのは14~15時だったかと思います。

 完全に無謀!!

時間的に遅いなーとは思ってはいましたが、

そこは勢いがあったので、

まあいいっかくらいしか考えていませんでした。

 

 

せめて自転車で行けばよかったかなー。

 

道のりは、車で何回も通っているルートなので

何となく分かっています。

覚えている道を歩き始めました。

 

決心しているので、サクサク歩けます。

 

高梁川の河川敷を歩いていると日が暮れてきて

だんだん暗くなってきたのを覚えています。

 

薄暗くなっても、車が走っているので

たまに道は明るいですが、田舎道なので

車がいなくなると真っ暗です。

 

暗いし、お腹は空いたし、誰もいないし

怖いしで途中からは、ひたすら走っていたいました。

ダッシュしては、歩いて、ダッシュしては歩いて

怖さを紛らわせていました。

 

22時か23時くらいになっていたと思います。

歩道を泣きながら歩いていました。

 

はじめの決心はどこ吹く風

このまま、家に到着できずに死ぬのかな~と

子供ながら思い歩いていると・・・

 

 

現在、グーグル・マップで見ると

家から28kmくらい歩いたところでした。

おじさんが声をかけてくれました。

今から思えば奇跡的なことだったと思います。

 

おじさんに事情を話すと

 

車を見つけてヒッチハイクしてくれました。

(確か数少ない車を見つけて

 声をかけてくれたと記憶しています。)

おじさんに感謝。

 

ヒッチハイクしてくれた車に乗せてもらい、

山の中にある祖父の家まで送っていただきました。

道中、

「こんなところに本当に家があるのか」と

聞かれるような場所にあります。

 

細い山道を走って

無事に祖父の家に着くと

祖父と祖母が出迎えてくれました。

 

 

 

その後は、1か2日はお世話になったあと

両親が迎えにきてくれました。

(記憶が曖昧です)

 

振り返ると、

色々と運の良さが重なったと思います。

守られていたのでしょうか。

少しでも悪意のある人に出会っていたら

私はどうにかなっていたと思います。

両親にも心配をかけましたが、

自分なりの冒険であったとも思います。

 

でもなんとかなった。

人生色々あっても、

なんとかなるもんだなーと

実感したのもこの時です。

 

でも家出はだめです。