日常のある出来事

色々と挑戦してみます。

電車に乗る出来事

 

妻の悩みを記録します。

 

 

40代になった今現在でも、

私は一人では電車に乗る事ができません。

 

 

いい歳した大人が何を言っているんだ?

と思われる方もいらっしゃると思いますが、

一人では電車に乗れません。

 

 

中学生の時から高校、大学、就職して、毎日満員電車に揺られ、

通学、通勤と長年乗って来ていたのに、

 

 ある日突然、電車に乗れなくなりました。

 

 

思い当たるきっかけとしては、

学生の頃、貧血で倒れ、そのまま救急車で病院に運ばれたこと、

仕事を寿退社した後くらいの時期に出かけた際、

電車の中で気分が悪くなってフラフラしたこと、

 

ではないかと。

 

 

 

その時の記憶が私の中でまた倒れるかもという

予期不安を起こしているのだと思われます。

 

 

実際、駅で電車を待っている時は、動悸が止まりません。

 

 

 

色々調べてみたところ、パニック障害の症状に当てはまると思い、

近所の精神科クリニックにも行ってみましたが、

 

 

先生が合わずイマイチだったので、

精神科にはそれ以来行く事はありませんでした。

 

まぁ、電車に乗らなくても生活できる。 

 

そう思っていました。

 

 

お出かけはいつも車。

夫が運転して色々と連れて行ってくれるので、

本当にいつも感謝の思いしかありません。ありがとうございます。

 

 

子供たちは遠足等で電車に乗るのみ。

小学校に上がるまでは家族で電車でのお出かけをした事は

ありませんでした。

 

 

ある夏の日、夫が電車で梅田に行こうと言い、

初めて家族で電車で出かけました。

 

私は絶対、無理無理と思っていましたが、

家を出てからは、夫も子供達もいるから大丈夫と何度も言い聞かせ、

駅に到着した電車に、いざ一歩。

 



(の、乗れた!)

 

でも心臓バクバク、ヤバい倒れるかも。

ぎゅっと子どもらの手を握り、

 

  

 大丈夫、大丈夫と思いながら、無事に梅田に到着。

 

(なんとか、着いたぁ)

 

着いてしまえば、意外となんともない…。

 

梅田来るの、何年ぶり??

めっちゃ 変わってる。

やっぱ人が多いなぁ〜、

というのがその時の感想。

 

帰りの電車も心臓バクバクしながら

乗って帰ってきたのを覚えています。

 

 

その日、無事に行って帰って来れた事で、

大丈夫なんだという自信に繋がりました。

 

 

 

それからはユニバに行った時や姉の家へ遊びに行った時、

そして、去年の夏、先日と京セラドームまでも

行けるようにもなりました。

それらの時も一人ではなく娘や家族も一緒でしたので、

電車に乗れたのだと思います。

 

数年間で、まだたった4回だけの事ですが、

私にとっては大きな大きな一歩です。

  月着陸船のイラスト

ですが、まだ一人では不安すぎて難しいかな…。

いつかは克服しなければと思っています。

 

少しずつ、前に進んでいけるといいな。